死亡率50%

怖い話・衝撃体験寄稿,短編


お昼休みに何気に背伸びした瞬間、後頭部に痛みが走りました。

鈍い痛みで手も痺れず、普通に喋ることもできたので、さほど心配しませんでした。

5日ぐらいたってから頭の痛みが酷くなり、心配になり市立病院に行きました。

CT検査の結果は異常なし、安心して薬をもらって帰りました。

病院に行ってから3日後、頭の痛みは変わらず横になっていると市立病院から電話が来ました。

急いで来るように言われ妻と一緒に病院に行くと、頸部動脈乖離を起こしてると言われました。

先に検査した先生は若くて経験が浅く、動脈の異常を見つけることができなかったのです。

医師から「動脈が破裂したら死亡率50%の病気です。」と怖い話をされました。

検査技師の方が発見し、ベテランの先生に相談して見つかったのです。

命拾いとはこのことです。