支配したい人

怖い話・衝撃体験寄稿,短編


近くに住んでいた友人が引っ越しました。

私はその友人のお母さんと面識があったため、友人が引っ越した後、道で会えば挨拶をしていました。

ある日、友人のお母さんに「お菓子をご馳走するから」と家に招かれました。

その時から時々家に呼ばれるようになったのですが、だんだん買い物や家の掃除を頼まれるようになり、理由をつけて断ると「あなたは私の言う事を聞いていればいいのよ!」と怖い顔をするようになりました。

それがエスカレートして、私を罵るようになり、我慢ができなくなって一切会わず連絡もしないことに決めました。

後で友人から聞いた話ですが、友人のお母さんは誰かを支配したい欲求が以前からあり、友人もそれに耐えられず家を出たそうです。

そういう人もいるのだと、私にとっては怖い話でした。