僕には見える

怖い話・衝撃体験寄稿,短編

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私の息子にまつわる怖い話です。

現在2歳になる息子が生後三ヶ月くらいのことだったでしょうか。

主人は仕事で毎日遅く、息子と二人きりで過ごすことが多かったため、私が家事をしている間は息子を一人にしておくことも少なくありませんでした。


洗濯を干す為に少しの間となりの部屋にいると、息子のキャッキャという笑い声が聞こえました。

息子はまだ三ヶ月、あやせばニッコリとはしますが声をあげて笑うことは珍しかったため、不思議に思い部屋を覗きこみました。

すると、息子は天井の角辺りを見つめながら楽しそうに笑っていたのです。

私が視界を遮ると、息子は泣き出しました。

そして再び私が離れると、同じ場所を見て笑うのです。

そんなことが息子がハイハイをするようになるまで続き、誰かが息子のことをあやしてくれていたのかな、と思う反面怖がりな私には恐怖も感じてしまいました。