死を覚悟した花見

怖い話・衝撃体験寄稿,短編


四国に旅行に行った時の話ですが、ちょうど桜が見頃の時期に、とある桜が有名なお寺に花見に行く事になりました。

カーナビをセットして、お寺まで向かったのですが、あわや死にかける事態になったのです。

カーナビに従って、進んでいったのですが、途中から異変に気づきました。

どんどん道が狭くなっていき、明らかに舗装がされていない山道になっており、最も狭い場所では、数センチで崖と言う程、狭かったです。

あとになって分かった事ですが、だいぶ昔に使われていた道ではあるものの、現在では危険なので使われていない道だったのです。

カーナビで目的地の名前が複数出てきている中の一つだったので、安心していましたが、完全にやらかしました。

結局、突き当りまで行きましたが、道が閉鎖されており、Uターンをする程の車幅もありませんでした。数百メートルに渡ってバックで戻ら無くては行けないハメになったのです。

幸い、運転技術が高かった友人がいたので、何とか助かりましたが、真横に断崖絶壁を見ながらのバックは本当に死ぬかと思いました。