学校から帰る途中に誰かが追いかけているような感じを受けた

怖い話・衝撃体験寄稿,短編


これは、私が小学校5年生の時実際に体験した出来事です。

図書委員の仕事で学校を出たのが5時半になってしまい、当然ながら学校を最後に出たのは私一人でした。

学校から自宅まで40分以上かかりますが、その途中には、薄暗い森林地帯を通り抜ける必要があります。

その森林地帯に入ると、突然大きな足音が聞こえてきました。

気になって振り返りますが、この場所を歩いているのは、私一人です。

とりあえず帰り道を歩いていましたが、再び大きな足音が聞こえるのです。

走っている時にも大きな足音が聞こえるので、ひょっとして、誰かが追いかけているのではないかと思ってしまいました。

森林地帯を抜けた時には足音が聞こえなくなりましたが、それ以来一人でこの森を歩くことはありませんでした。

同じ体験をした人に聞いた話では、あの場所は夕方以降、足音などが響きやすいといった現象が起こるとのことでした。