ある夏の出来事

怖い話・衝撃体験寄稿,短編

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ある夏の日のこと、クーラーのない部屋に住んでいた友人Aは夜、窓を開けて網戸にして眠っていました。

ふと顔に生暖かい風を感じ寝苦しさから目を開けてみると、見ず知らずの男が覗き込んでいたのです。

恐ろしさのあまり声を出すこともできず、気づいていないふりをして時が過ぎるのを待ちました。

数分後男はいなくなったそうです。

しかしこの怖い話の本当の恐ろしさは、友人の部屋は4階で簡単に地上からは出入りできないということです。

後日警察の調べでわかったことは、男は5階の真上の部屋に住んでいる住人で窓を伝って侵入したとのことでした。

友人をエレベーターで見て気になったそうです。

いくら1階でないとはいえ危険だとわかり、すぐに引越しをしていました。