運転中の金縛り

怖い話・衝撃体験寄稿,短編


その日は朝早くに家を出発し遊園地で一日遊びました。

その後晩御飯を食べ、スーパー銭湯でゆっくりしたため帰りは遅くなってしまいました。

私は運転免許を持っていない為、夫が一人で運転するのですが、高速代を浮かす為一般道を車で帰ることにしました。

一般道は川沿いを走る蛇行した田舎道で、街灯が無く見通しが悪い道でしたが、信号もないためほぼノンストップで走れる道でした。

1時間ほど道を走っていると、曲がり角の続く場所で金縛りにあい急にハンドルを切れなくなりました。

段々川側のガードレールが近づいてきましたが体は動きません。

そこで冷静な夫は、金縛りは”頭は起きているが体が寝ている状態”だと聞いたのを思い出し、「あ~!」と声を出すと体が起きたのかハンドルを動かすことができて無事に家に帰る事が出来ました。

私はその時眠っていたので、帰ってから夫にその話を聞き寒気がしました。