逃げても追いかけてくる恐怖

怖い話・衝撃体験寄稿,短編


私が電車に乗って家に帰ろうとしている時、ある男性が私の近くに来ました。

最初はあまり気にしていなかったのですが、私の方をチラチラ見てきたりして不気味だなと感じるようになりました。

すると、「もしよかったら連絡先教えてくれませんか」と声をかけてきたのです。

私は驚いて断りましたが、それでも引き下がらず何度もお願いしてきました。

その様子が少し異様で恐怖を感じたため、その人とは違う車両に乗りました。

もうこれ以上は付いてくることもないなと安心していたのですが、私が降りた駅でその人も一緒に降りてきたのです。

その後も私の後を付いてきて、「僕の連絡先です」と電話番号が書かれた紙を渡して去っていきました。

断ってもずっと付いて来られて、今までに感じたことのない恐怖を覚えました。