何かの知らせだったのか。

怖い話・衝撃体験寄稿,短編


休日に日頃の疲れが溜まっていたのか夕方ぐらいに二階にある自室で寝ていると金縛りにあいました。

元々金縛りにはなりやすかったので頭でリラックスすれば大丈夫とその時は考えていたのですが、いつもより金縛りから解けるのが遅く段々と恐怖心を抱き出した時に何とか目だけを開ける事が出来て、天井を見るとドクロが無数に吊るされていて私の顔面にそのドクロが吸い込まれてきたんです。

自分とドクロが一体化した感じになった瞬間に金縛りが解けて全身を自由に動かせるようになったので、即座に起き上がり一階に駆け足で逃げた所、祖母が台所で倒れていました。

驚いて祖母に近づくと口から泡を出していたので、救急車を呼んで病院に行くと心筋梗塞と診断され緊急手術が行われたのですが、倒れてすぐに私が発見したようで意識が戻り今では後遺症も無く元気に暮らしています。

あれ以降、何故か金縛りにあう事が一回も無くなり、何かが祖母の危険を教えてくれたのか、そしてあのドクロは何だったのか今でも私の中では不思議な体験の一つです。