もう一人の招待客


私が経験した怖い話は、まだ小学生だった頃、友人の誕生日会に招かれた時に起こったことです。

友人はあまり人付き合いの多い方ではなく、その誕生日会に親戚以外で呼ばれたのはどうやら自分だけの様でした。

ご自宅は古くからの名家というような広いお屋敷で、屋敷に入る時どこか緊張したのを覚えています。

とはいえ、自分自身も誕生日会に呼ばれるという経験は初めてで、楽しんでいました。

しかし不思議なことに、私の隣の席は空いたままなのに、その席にも次々とご馳走が並べられていくのです。

後から誰か来るのかと思っていましたが、とうとう誰も来ないままに誕生会はお開きになりました。

後日友人に、あの席には誰が来る予定だったのかと尋ねると、友人はこう答えたのです。

「何言ってるの?あなたが一緒に連れてきた妹さんだと思っていたわ。

まさか家まで連れてきたのに追い返せないしね。」と。

私は一人っ子です。

真相はいまだに確かめられていません。