初めて海外旅行をした時の話

怖い話・衝撃体験寄稿,短編


私が初めて海外旅行をした時に遭遇した危機一髪の怖い話があります。

東南アジアのリゾートがある島で5泊6日で訪れたのですが、そちらに行った事のある友人からガイドを紹介してもらって観光を楽しみました。

最終日になって空港に行く直前に、ガイドの知り合いという人から塩を預かってほしいと言われ、袋に入った白い粉末を渋々日本に持ち帰る事になりました。

成田空港に到着し、税関を通過してキャリーケースを持って行こうとしたところ、税関職員に声を掛けられて抜き打ち検査を受けるように言われました。

ケースの中身をチェックしていたら、「袋に入った粉は何?」と言われて、正直に「知人から預かった塩です」と答えると、覚醒剤の可能性が否定出来ないとの事でした。

粉末をカッターの上に載せて、火で炙って焦げたら覚醒剤である事を言われましたが、炙っても焦げる事無く緊急事態を乗り切る事が出来ました。

海外旅行であまり知らない人から荷物を預かる事は、犯罪者になってしまう事もあるので、皆さんはくれぐれも荷物を受け取らないようにして下さい。