初めての心霊体験

怖い話・衝撃体験寄稿,短編


私がまだ高校生だった頃のお話です。

当時住んでいた家では姉と二人部屋で、入ってすぐに姉の机が置いてありました。

あれは夜の11時頃のことだったと記憶しているのですが、私がお風呂から上がってお部屋に戻ろうとドアを開けると、真っ暗闇の中に青白い足がぼんやりと見えました。

確実に女性の足だったので、姉が先にお部屋に入っていったのだと思い「お姉ちゃん」と声を掛けながら電気を付けると、そこには誰もいませんでした。

とっさにおかしいと思い、リビングへ向かうとそこにはテレビを見ている姉の姿があったのです。

一瞬何が起きたのか分からなかったのですが、すぐに状況を理解した私は、あれは幽霊だったんだと確信しました。

私は確実に女性の足を見たのです。

今でもはっきりと思い出せます。

とても怖くて、血の気が引いたことを今も覚えています。