クレーマー撃退!録音でクレーマーをやっつけた事例

2019年7月4日生活クレーマー,体験談,撃退,正当防衛,泣き寝入り

録音は、精神的苦痛への正当防衛

近年、〇〇ハラスメントが社会的に大きな話題を呼び、多くの会社がハラスメントに対する危機意識を持つようになりました。

しかし、それでも、アルバイトや年次の低い社員は、受けたハラスメントに対し、声を上げることもできず、泣き寝入りしてしまう方も少なくないと思います。

会社を辞めさせられるかもしれない、会社の人たちとの人間関係が壊れてしまうかもしれない。相談したところで、しっかりとした人間関係が作れていなかったら、信じてもらえない。

そんな、辛い思いをしてきて、心が病んでしまった人はたくさんいることでしょう。

しかし、情報技術が急速に発展した現代では、ほとんどの人がスマホを持つようになりました。

言葉による暴力で泣き寝入りをしないために、スマホを積極的に活用することが、自分の身を守る自己防衛・正当防衛として重要な手段です。

以下は、私が実際に録音していて良かったと思う実体験。録音データは公開できませんが、ありのままの体験をここでお話しましょう。

録音が心を救った 〜実話〜

私は、誰もが知っている大手外食チェーン店のアルバイトで、バイクでお客様に商品である料理を届ける配達員の仕事をしていた。

夜の営業を任され、一人でお客さんの注文を受け付けては梱包し、住所を確認し、配達をする内容。その日は、いつもより仕事が多く、約1時間に8件も配達しなければならない状況だった。

突然一本の電話が入り、副店長が電話応対をしていた。

一番最後に注文してきた客からであり、電話内容は脅迫めいた内容だった。

クレーマー「15分以内に配達しろ。」

副店長「今、注文が殺到しておりまして、順番になりますのですみませんがしばらくお待ち下さい。」

クレーマー「てめえなめてんのか、くそアマ。てめえ、殺すぞ。マジで。」

副店長はどんなに伝えても、相手は逆上し、全く聞き入れてもらえなかったそうだ。

副店長「〇〇さん。申し訳ないんだけど、この人先に行ってくれる?」

心底嫌だった。時間は切羽詰まっており、この人を優先すれば間違いなく他のお客さんの配達時間に間に合わなくなる。嫌ですと言ったが、「ごめん。お願い。」と言われ、泣く泣く行く羽目になった。

出発する直前でふと思った。「職場では仕事中に私有スマホを持つのは禁止。でも、これからクレーマーのところへ行き、辛いことたくさん言われて、泣き寝入りすることになるのは目に見えている。そうだ、スマホをポケットに忍び込ませて録音しよう。」

自分のスマホを持ち、クレーマー宅へ。なんとか時間ギリギリに到着した。

クレーマーは出てくるや否や、

クレーマー「おう、よくきたな。あのくそ女(副店長)に言っといてくれや、夜道の背後気をつけろよ、覚悟しとけ。」

私「本当に申し訳ありません。」

私はひたすら謝り続けた。商品を渡している途中で、

クレーマー「マジあの女ぶちのめしてやる。」など、ここでは書ききれないような酷いことをたくさん言っていた。

内心、ワクワクしていた。精神的に。もっと言えもっと言え、ふふふ、こっちは録音しているんだから。

お会計は730円ですと言うと、小銭を投げられ、すぐに扉を閉められた。

小銭は全部10円玉5円玉1円玉だった。ひたすら冷たいコンクリートの廊下で、拾い集めては数えていた。もし、録音していなかったら泣き寝入りしていただろう。

副店長も、こんなクレーマーとの対応に自分を行かせるなんて、アルバイトとしての弱い身分を利用されたのかな、まあ配達員は自分しかいないし。いっそのこと最初から注文受付拒否すれば良いのに。とさえ思ってもいた。

お店に戻ると、お店の人全員が心配してくれた。私はこれまで、なんども同様にモンスター級クレーマーと対応しており、録音しておらず泣き寝入りすることが多かったが、その時の心はとても高揚としていた。

その後も無事配達を終え、遅れた理由をお客さんに説明。皆、同情してくれた。

後日、副店長と店長を呼び出し、録音をしていたことを暴露。

私「こいつを出禁(出前禁止)にし、脅迫で訴えて下さい。それができなければ、会社辞めます。」

店長・副店長「録音していたのか、すげえな。これを証拠として、本部に送っておきます。後のことは任せて下さい。」

きっと、脅迫罪で訴えることはしないだろうなと心の中で思っていた。会社はこういうクレーマーと関わりたくないはずだから。でも、出前禁止にしてくれるのはありがたい。

それっきり、あのクレーマーからの注文がくることは一切無かった。

自己防衛にスマホの録音は欠かせない

基本的に、言葉で精神的に追い詰められる場合の証拠集めの手段として、録音は非常に効果的です。

録音していない時に、そういったことに遭遇してしまうと、録音することもできず泣き寝入りして、飲みの席で愚痴るのが関の山。

未然に精神的苦痛から逃れるためにも、録音は非常に重要です。

最近巷で騒がれている「煽り運転」対策や事故対策の車載カメラ搭載だって、自分の身を守るための一種の録画・録音みたいなもの。これにより、7:3の過失割合が10:0になった話はよく耳にします。

自分の身を守るためにも、常に危なそうな雰囲気を察知したら、録音することを心がけておきましょう。