飲み会なんて行きたくない!パワハラを受けて学んだこと

2019年7月7日

仕事上の飲み会とは

仕事をしていく中で、絶対に避けて通ることができないこと。そう、それは「仕事上の飲み会」。

通称「飲みニケーション」とも呼ばれ、職場の方、取引先の方との人間関係を築く大切な機会でもあるでしょう。または、気軽に本音を言い合える会社の同期達の飲み会で、楽しかったこと辛かったこと、仕事に対する愚痴や相談など、近況を語り合い、場が盛り上がる事もあるでしょう。

基本的に飲み会は、「仕事でみんな疲れたよね、お疲れ様会でもして、労をねぎらいましょう」というスタンスが多いです。ちなみに、「労をねぎらう」とは、《相手の骨折りや苦労に対して感謝をし、いたわる》という意味です。要するに、仕事のことなんか忘れてパーッとやりましょうって感じです。

実際にあった恐怖:心が折れそうになった、パワハラ被害

そんな飲み会ですが、先日、本当に辛くて心が折れそうになりそうな出来事がありました。

それは、新人の二週間における工場研修の最終日。私は本社の新卒ですが、「下請けの工場の業務を知り、人間関係を深めよう」という所属部署の方針で、二週間の工場研修がありました。以下はその時のお話です。

〜〜

夜勤や日勤を毎日こなし、現場の方々との飲み会はとても楽しいものだった。皆優しくて、お酒が苦手な私にも「お酒なんて飲まないほうがいいよ」とお茶や料理を出してくれ、それはとても楽しい時間で、二週間もあっという間に過ぎていた。

工場研修最終日の夜、工場の方々で希望を募り、新人の私たちを送り出す「お疲れ様会」を催してくれた。何と言っても、工場と本社。子会社と親会社という関係ではあり、同期のほとんどが工場とは関わらない部署に配属。自分は、工場と関わる部署に配属されたので、研修でほとんど会うことのなかった工場の皆さんとも、コミュニケーションを取る必要があった。一次会では、部長さんや工場の所長さん、お世話になった現場の方々とたくさんお話をし、とても楽しい時間が過ごせた。

二次会に誘われ、行くことに。同期のほとんどが、続いて参加してくれた。というのも、私一人だけが工場担当なので二次会には行った方がいいだろうし、そんな私を一人にするのはよくないと気遣ってくれての参加だった。「飲み会参加嫌だよ、恋人のところ早く帰りたい。けど、〇〇さんを一人だけ参加させるわけにはいかない」と言ってくれ、優しい同期に恵まれたな、と心からそう思った。

二次会も一次会同様に楽しい時間が過ぎ、部長さんが帰られた後、事件が起こった。

お酒をたくさん飲んでいた、工場保守の次長「女はやっぱり、顔か胸なんだよ。ほんとに。性格が良くても、顔か胸がダメなら本当にダメ。」

私「なるほど。次長さんはご結婚はされてますか。」

次長「しているよ」私「後悔とかありませんか。」次長「しているよ」「なんでそんなこと聞くんだ?」

確かに、プライベートを聞いてしまった私がいけなかったのかもしれない。この次長さんとは、研修中に一度もお会いしたことはなかったのだから。

私「いや、顔か胸で選ぶとか…」次長「ふざけるなてめえよお!ガキが、たかが一年目の分際でよお!!」

突然キレ出す次長。必死に謝る私。

次長「てめえよお、言わない人もいるだろうが俺は言うやつだ。ふざけやがってよてめえよお。なんで言わなきゃいけねんだ、てめえガキが。あ、名前なんていう、ガキが。」

次長「たかが二週間で、工場の仕事が全部わかるわけねえだろ」

次長「てめえの部署にはなあ、工場の機器等、わからないやつは電話して聞いてくるが、電話して答えても、わかるわけねんだよ。実際に現場に出て説明を受けなきゃワカンねんだよ、てめえの先輩にはそういうことしてくるやつがいるが、ふざけてやがるのかてめえよお」←そんなこた知っとるわ。。(内心ムカムカ)

私はひたすら謝り続ける。

次長「おいてめえ。保守はなんのためにあるか知ってるか。」

私「工場の安定稼働と、お客様に届けるための発送を守るため、工場内で障害が起こりそうな箇所を事前に見つける点検業務。そして、故障箇所を見つけたら、すぐに修復し工場の安定稼働をする。そのため、縁の下の力持ちのような、工場の何でも屋さんであり、工場に絶対欠かせない仕事です。」←シラフだから余裕で言える。

次長「違う」←は??

次長「工場を安定稼働し、その先の客に届けるために絶対工場を停止させてはならない。そのため、危険箇所を事前に見つける点検業務。そして壊れたところを早く見つけて修理していく。大事な部署や」←同じやんけ!!

次長「てめえを見てたけど、てめえこの仕事向いてないわ。ただウンウン頷いてるだけ。大学を出ても、大したことねえんだよ。絶対この仕事に向いてない。」

いやいや、今日初めて会った人だぞ。それに、研修中は現場の担当者に積極的に質問したり、業務を手伝ったり、二週間という短い時間の中で業務を覚えようと一生懸命頑張ったぞ。それをお酒の席だけで自分をわかったかのように言う意味がわからない。私はお酒が飲めないハンディキャップがあり、同期はお酒が飲めて、そのことで会話が盛り上がる。でも、自分も色々会話に乗ろうと努力していた。

大きな怒鳴り声は響いていたが、居酒屋で人も多く、同期たちの席も会話で盛り上がっていたため、あまり気づかれなかったらしい。席の近くにいた工場の現場の方は、怒りをなだめようとしてくれていた。

次長「わからないことがあったら、俺じゃなく現場のやつに聞け。」←あんたに話しかけたくねえよ。

現場の方「そろそろお開きに。次長、最後の挨拶を。」

次長「わかった。えー、新人の皆さんは、おそらくほとんど工場と関わりがないでしょうが、私たちがいることを忘れないでください。それと、×部。×部のコイツは今後も関わっていく事になる。コイツは。考えが甘いところがあるから、皆さん厳しく、厳しく色々教えてやってください。では、解散。」

自分の頭を掴まれながら言われた。悔しかった。近くにいた現場の方は、自分を味方してくれた。

次長「帰れ帰れ」

次長は席を立ち上げると、床に倒れこんだ。そして立ち上がり壁に寄りかかると、言いたいことが言えて大満足のような顔をして、気持ち良さそうにしながら、手振りで帰宅を促していた。

現場の方「〇〇さんは本当によくやっていたよ。話聞かなくていいからね。」

現場の方「あの人は酒癖悪いから。でも、悪い人ではないんだよ、良い人なんだよ。」←どこが笑

現場の方「本当にお疲れ様。これからも遊びに来てね。待ってるよ。これからも頑張ってね。」

現場の方は、みんな優しい方々だった。みんな、自分を見てくれていたんだ。でも、最後の最後に、こんなことをされて、心が辛く、恐怖心が残った。これから先、工場に行くことも多いだろう。しかし、あの次長と会うのだけは避けたい。この出来事を、あの次長が覚えているのかは定かではないが、飲み会の趣旨と反した説教など、言語道断。許せないと言う思いが強く残り、同時に泣き寝入りするしかないことに悔し涙が頰を伝った。同期たちは帰りの電車で、自分を励ましてくれていた。

パワハラ被害に合わないために 〜録音の重要性〜

今回の件で、私は、工場の次長に軽い気持ちでプライベートを聞いてしまったのが、怒りの琴線に触れてしまったことが原因だと思いました。確かに、出会って初めての人と、お酒の席でも言ってしまったのはいけなかったと思います。しかし、相手とコミュニケーションを取るには、プライベートの話をすることも会話の引き出しを増やすのには良いことです。人を見て判断するしかないですが、初対面で見極めるのは至極困難です。

後悔しているのは、説教中にお手洗いなどで席を外し、その間に「録音」をしておけば良かったということ。

録音は大事です。泣き寝入りを防ぐために大事なことは、録音などの証拠を残すこと。勝手に録音をすることはよくないという事案もありますが、自己防衛のために大事です。

これを労基や弁護士に相談して、不当な証拠だと言われればそれまでですが、証拠を残そうという行動は、このご時世ですから、本当に有効な手段です。

特に新人は、会社の中では、とても弱い立場。つねに危機意識を持つことも大事です。

飲み会の席では、皆お酒が回って記憶が曖昧になり、証拠が取りにくいし、周囲の人に確かめても、記憶による認識のズレが生じます。なので、裁判に持ち込んだとしても、言った言わないの水掛け論になりかねません。

いつ何が起こるかわからない。飲み会の席で酷いパワハラに遭い、泣き寝入りしないためにも、自己防衛。ICレコーダーやスマホでの録音は重要です。私も、今後身につけようと思いました。