林間学校で起きた神隠し


小学校5年生のときの2泊3日の林間学校でのお話です。

当時仲のよかったグループで野外炊飯やキャンプファイヤーなど自然に囲まれた地で楽しく過ごしていたのですが、2日目の晩に事件は起きました。

仲良しグループの1人のM君が就寝前に一緒にトイレに行こう、というので私は特に用事が無かったのですがついていくことにしました。

長い一本道の廊下を歩いてトの字に曲がったところに男子トイレがありました。

私は曲がり口のところでM君を待っていました。しかし待てど暮らせどM君は出てきません。

不審に思った私はトイレを覗いてみました。すると、M君の上履きが脱いで置いてあります。

私はM君の名前を呼びました。しかし返事がありません。

一番手前のドアをノックしてみるとコンコンとノックが返ってきました。

ドアを静かに押すと、鍵はかかっていませんでした。

恐る恐る中を覗いてみると、そこは掃除用具入れだったのです。

驚いた私は急いで部屋に戻りました。するとM君はすでに部屋に戻っていたのです。

私の前を通らないと絶対に帰れないはずなのに。